国内の鉄道旅行
鉄道旅行は費用はかけたくないけど時間にゆとりのある老後を送る人におススメな旅行で、人気はやっぱり海外の鉄道と寝台列車。
旅行先での観光が一番の目的だったり、時間に余裕がない場合は別として、電車での旅行を本当に楽しもうと思うなら経験上、鈍行列車に限ります。
旅行の楽しみ方として最近は旅先の観光地や食事がメインの人も大勢いますが、他の楽しみ方として旅先までのスケジュールのプランニングや道のりなんかシニア世代におススメで、この楽しみ方は費用もかからないし、思い出に残りやすいのでお得。
その方法のひとつが鉄道旅行です。
船旅も同じように楽しめますが、鉄道ならではの楽しみ方があります。
国内旅行で誰もが知ってる簡単な鈍行列車の楽しみ方が『青春18切符』。
JR鉄道の普通列車に限定されますが、一日中、日本各地を鈍行電車でゆっくりと楽しめます。
青春18切符という名前だけどシニアももちろん使えます。
この切符の最大の魅力は、その日なら何回でも乗り降りできるという点。
興味ある風景に出合ったり、直観で駅を選んで降りたり、お腹が空いたら降りたりと使い方は青春してる人それぞれ。
まさに、鉄道旅行の醍醐味がこれひとつで味わえます。
また、地域によっては地域限定でいろんな鉄道会社の乗り降りが可能な『3daysチケット』のようなフリーチケットも鉄道旅行にはもってこいです。
さらに、国内旅行でも寝台列車を楽しむことはできます。
寝台列車というと海外のイメージが強いですが、「世界の車窓から」に出てくるような経験を日本でもできます。
海外のようなスケール感は期待できませんが、普通の電車とは違う特別な空気を味わえます。
海外の鉄道旅行
経験上、特におススメしたいのが海外での鉄道旅行。
日常会話くらいしか英語ができない私には、路線図の見方から切符の買い方、改札方法、電車の色や内装や種類などそのほとんどが初体験で刺激的。
海外の鉄道事情やシステムが分かってしまえばなんてことないんですが、分からない内が旅行の楽しみじゃないですかね。
別に法を犯してるわけでもなく、危険な場所に足を踏み入れるわけでもないのに、日本や日常ではほとんど経験できない緊張感が堪りませんね。
身ぶり手ぶりを駆使して行きたい場所や町の名前をなんとか伝えて、手伝ってもらいながら切符を買って乗る電車から見える景色は最高です。
ヨーロッパの特にユーロ圏では各国を電車で旅行できるけど、それぞれの入国審査も必要ないし、電車でドイツからスイス、フランス、イタリア、スペインなんかを巡れるなんて、とても素敵じゃないですか。
アメリカには地方のワインをゆっくり楽しむための電車だってあります。
特に記憶に残っているのがアメリカのアラスカ鉄道ですね。
駅と駅の間の一区間が日本では考えられないほど長い・・・。
シーズンじゃない季節だったってのもあるらしいんですが、ひと駅2時間ほどかかるし、楽しい食堂車もあるし、いろんな人と話しも出来るし、何と言っても向こうまで続く雪山の景色が忘れられません。
マッキンリー登山の人や犬を連れた狩猟の人、里帰りの人、観光の人、いろんな人に出会えた最高の思い出です。
海外での鉄道旅行は帰国しても話しのネタになっていいですよ。