財産相続は老後にまず考えておいた方がいい案件のひとつ。

財産相続

財産相続と一口に言っても、現金だけとは限りません。

プラスの財産もマイナスの財産も財産相続の対象になります。
つまり、家や土地、現金、株券、車といったプラスの財産とローンや負債といったマイナスの財産も合わせて、一緒に財産相続として考えます。

まず、財産相続が開始されたと知った日から3カ月以内にその財産を相続するか、限定して相続するか、または全部放棄するかを決めなければなりません。
それが『単純相続』『限定承認』『相続放棄』と呼ばれるモノです。

『単純相続』・・・全部の財産を相続しますよ。

『限定承認』・・・プラスの財産の範囲内でマイナスの財産を承認しますよ。

『相続放棄』・・・全部の財産を放棄しますよ。

次に遺産分割協議や各種名義変更、準確定申告、相続税の申告があります。


↓↓↓↓↓↓ここからが体験談↓↓↓↓↓↓

だいたいどの財産相続に関する法律相談サイトやページでは、こういったシステムや言葉の正しい細かな説明がされてるだけで、あまりピンとこなかったのが私の印象です。財産相続のシステムや言葉の正しい細かな説明は他のサイトを参考にしてください。

だって、実際に自分が相続する側になったときには、もっと大変な経験をしましたから。。。

ここではその経験を知って、それぞれで活かして欲しいと思います。


私の父の財産相続は突然に始まりました。
病院からの連絡とかではなく、警察からの連絡が最初だったのです。

父の死を知らされてからあれよあれよでお通夜とお葬式と焼骨が済み、突然に財産相続が始まったので、何からすればいいのか調べました。
上に書いたように、3カ月以内に財産を相続するかどうするか、、、
いきなり!まずここでつまづきました!

父は普通ならローンの返済も終わっているような歳だったし、母はこれまで家計で困ったこともないような生活をしていたのに、単身赴任のような形で自営業を遠方でしていた父は、実家の土地と家を担保に入れて自営業の資金を回していたのをはじめ、貯蓄型保険の解約、銀行はもちろんのこと消費者金融からの借り入れが次々と発覚!!

これらの事実が明るみに出だしたきっかけは、四十九日に納骨も済ませてから、落ち着いて遺品整理をしてたときに出てきた消費者金融のカード。。。これが出てきたからにはもう、恐怖でしたね。
もしかして、あれもかな、これもかな。怖い想像が尽かなかったです。

その後、遺品をもう一度じっくり見直して、領収書とか封筒、カード全て怪しいものをピックアップしたけど、単純相続を選択した後は、もっと怪しいところの人がいつ家に来るのかという不安と恐怖が1年ほど消えることはありませんでした。


財産相続は、相続をするのかしないのかというよりも、相続を考えるために故人のマイナス財産を特定するのが一番難しいんです。