お墓の相続
お墓も相続対象のひとつです!!
知ってましたか、この事実を。
お墓は家族や兄弟みんなでずっと使っていくモノだと思っていませんか?
お墓は祭祀財産の一つで相続の対象です。
親が建てたお墓だけど、自分は入れないって可能性ありますよ。
一般的にはその家の長男がお墓や仏壇や位牌を引き継ぐのですが、最近では男の子のいない女の子だけの家系や、長男が先に亡くなってしまっているケースなどいろいろ考えられます。
自分や夫が三男だと、絶対に親が納骨されてるお墓に一緒に入れないと言うわけではないです。
どの場合でも名義人の許可があれば納骨は可能です。
そこのところは兄弟同士や親戚同士の事前の話し合いや承諾が必要なので、仲が悪かったり疎遠だと話し自体が難しくなります。
三男を納骨したとして問題になってくるのは、将来の話し。
長男の孫までちゃんと正当に祭祀財産を承継していたとして、三男の孫の代になると親せき付き合いも薄いのに、祖父(三男)が納骨されてるお墓に三男の孫やその子供たちが納骨可能かというと、長男の孫がそこまで理解を示すケースは少なくて、最悪の場合には裁判沙汰になるケースもあります。
なので、ほとんどの場合には長男以外は分家として自分のお墓は自分たちで建てるのが一般的なんです。
それでもやっぱり小さいお墓でも結構な費用がかかるので、みんなあまり考えたくなかったり、自分とパートナーだけの納骨所を考えたりする人が多いようです。
ここにある納骨所については前のページを参考にしてください。
お墓の費用
お墓の費用は本当にピンキリなんです!!
新聞広告やテレビCMなんかでは『高級御影石の墓石セット60万円』と銘打ってるのを見たことがありますが、お墓に使われる石の9割以上が御影石だし、高級の規定もあいまいです。
近所に昔からある石屋さんに聞いてみたところ、質の悪い中国産でよければどの石屋さんでも可能な値段設定なんだそうです。
この「品質の保証が出来ない」ってどんなのか疑問で聞いてみました。
・岩石の中心の硬い部分ではなく、表面に近い部分を使う
・錆が後から出てきた実績のある石を使う
・黒玉とよばれる雑で汚い石目がある石を使う
・吸水性のいい(つまりは長い眼で見れば脆い)石材を使う
・日本では禁止されてる薬剤を使って中国で磨いてる石を使ったお墓
・撤去した大きなお墓から切りだした使い回しのお墓
(番外)完成したら全く目に見えない基礎施工の部分で手を抜く
とまぁいろいろと理由があるようです。
昔から地元でやってる墓石屋さんはそのあたりを信用と経験でやってるので、安心して欲しいとの話しでしたが、信用と経験ははっきりとした形に見えないし、広告を大々的にやってる方が薄利多売だったとしてもビジネスとしては綺麗に見せてるから安心なのも消費者の心理ですよね。
そこで、お墓の費用を安くあげる方法もいくつか聞きました。
国産の石を中国で加工してお墓にするとか、優秀な石でも等級を下げるとか、展示品のお墓を選ぶとか、小さい墓地を選ぶといいそうですよ。