トイレリフォーム
トイレリフォームと聞いてもあまりピンとこない人の方が多いかと思います。
日常生活のなかで普段、1日に必ず数回利用するトイレも年齢を重ねてくると使い勝手の悪さや不安が出てくるんです。
何もトイレを高級なモノに買い替えるのが高齢者用のトイレリフォームとは限りません。
暖房機能や消臭機能なんかは付いていれば、役に立つケースもあるかなという程度です。
そういった機能の中でも洗浄機能は、高齢者世帯では充分に身体の不自由さを補ってくれるものだと言えます。
ここではそれぞれのリフォーム工事のおすすめポイントを押さえていきます。
● トイレ自体のリフォーム
和式便器を使用している家庭では、屈伸自体や座った姿勢、立ち上がる動作がどんどん難しくなってくるので、洋式便器への取り換え工事や、和式便器に乗せるだけで簡易な洋式へと換えられる椅子型のモノなどが話題です。
和式便器から洋式便器へと取り換える費用はだいたい10万円から20万円と言われていて、便器の型やタイプによっても費用は変わってきます。
最近では抗菌や自動洗浄、自動開閉、洗浄方法などいろいろ開発が進んでいるので、お金があれば個人的には費用をかけてみたいところですね。
● 手すりのリフォーム
トイレ内の手すりは、必要だなっと感じた時にするのがおすすめ時期です。
廊下や階段や玄関と同様、前もってやってしまうと、利き腕が使えかったり、高さが合わなかったりするケースもあるので、必要性を感じたときに業者と相談しながら考えた方がいいですね。
● 開き戸のリフォーム
意外なのがこのトイレの開き戸のリフォーム。
開き戸は一旦、取っ手に手をかけてから一歩下がるか、開くスペースを空けて前傾姿勢で開けるのが普通なんですが、この普通にやっていた行為・動作がだんだん時間がかかって、難しくなってくるんです。ですので、リフォームする際には引き戸にするのがおすすめポイントですね。
● トイレまでの距離のリフォーム
年齢を重ねるとトイレが近くなってきて、夜にトイレに行く回数も増えてくるのは誰もが経験する老化の症状の一つ。
トイレまでの距離が遠いと、慌てて転んでしまったり、漏らしてしまうなんてことに繋がるし、何回も行くことをかんがえると、寝室のそばにトイレを設置しなおすのがおすすめポイントです。
最近では、一畳分あればトイレの設置が可能なんだそうです。