老後の確定申告は知れば戻ってくるお金があるんです。

老後の確定申告

老後の確定申告は知れば戻ってくるお金があるんです。

自営業者だった人はずっと確定申告してきたので、確定申告の書き方を知ってる人、確定申告に対してのハードルが低い人がいます。

サラリーマンだった人にしてみると、今までは会社が源泉徴収や年末調整してくれていたおかげで自分で確定申告をする必要がなかったわけですけど、老後には自分で確定申告をする必要がでてきます。

12月末をもって退職した人は、その年の確定申告は必要ありません。

それは、会社が年末調整までをしてくれているからです。しかし、それ以外の月に退職して老後を迎える人たちは、みんな確定申告した方がいいですね。
源泉徴収されていた税金が還付・返還されるケースが多いからです。

それから、老後に公的年金だけを受け取って生活するのであれば、既に税金が天引きされているので確定申告の必要はありません。


病気や入院で多額の医療費を支払った場合には、医療費控除が適応されるケースもあるので、確定申告を考えるのをお勧めします。

ちなみに、医療費控除が適応されるための計算式は、
「支払った医療費」から「保険などで補てんされる金額」を引いた金額から
「年間所得額×0.05」もしくは「10万円」のどちらか少ない方の金額を
引いた金額が医療費控除(最高200万円)として認められます。

医療費としての控除対象には、『通院費』も含まれます。

通院費が医療費控除対象なのをあまり知らない人いますが、診察などを受けるために直接必要だったものとして認められているんです。
毎日、電車を乗り継いで行かないと診察を受けられないケースではかなりの医療費になるはず。

しかし、自家用車で行く場合のガソリン代とか駐車料金は認められません。


老後の確定申告が必要なケースとしては、
個人年金を受け取っていたり、アルバイトなどをした場合には確定申告が必要になります。これらは税金を支払わなければならないケースですが、怠ると追徴課税されますのでお忘れなく。

還付や追徴の金額があって、自分で確定申告しなければならない人へ。

● 確定申告に必要なもの ●

  ・年金の源泉徴収票

  ・生命保険料の控除証明書

  ・損害保険料の控除証明書

  ・社会保険料の控除証明書

  ・医療費の明細書

  ・寄付金の明細書

  ・自分名義の銀行口座・ゆうちょ口座

  ・口座印

人によって必要なもの・不要なものといろいろありますので、事前に税務署へ相談に行くのがいいですよ。
確定申告の受け付け期間は毎年、長蛇の列ですから。