カメラ
カメラは最近になって価格もお手頃で、使いやすさも相まって老後に趣味にする人が爆発的に増えています。
昔は凝り性の男の人の趣味というイメージでしたが、最近のカメラはデジタルで使いやすく、価格もお手頃なので年配の人でも女性でも気軽に持つようになっています。
「カメラが趣味です」なんて言うとどんな大きなカメラを持ってるのかと思われがちでしたが、大型一眼レフカメラにも全く引けを取らない小型のデジタル一眼レフカメラとか、かわいいカラーバリエーションのコンパクトデジカメも電気屋さんに行けば2万円程度から売ってますよね。
ここでは超簡単なフルオート撮影ではなく、少し趣味として掘り下げたカメラの使い方をお教えします。カメラ初心者用の情報です。
よく目に耳にする言葉で、「絞り」「シャッター速度」「F値」「ISO感度」「ホワイトバランス」を理解して使いこなすことで、カメラが趣味だと自信を持って言えるようになりますよ。
●「絞り」
撮影するときの光の量を調節するモノがこの「絞り」です。
「絞りを開ける」と、絞り穴を大きくしていっぱいの光を取り入れて、ボケた写真が撮れます。また、「絞り込む」と、絞り穴を小さくして取り入れる光の量を少なくして、はっきりした写真が撮れます。
●「シャッター速度」
撮影するときの光を通す時間がこの「シャッター速度」です。
「シャッター速度が速い」と、短時間しか光が通らないので、日中に素早い動物を撮影するのに最適です。また、「シャッター速度が遅い」と、長時間も光が通るので、夜景や流れる滝を撮影するのに最適です。
●「F値」
上の「絞り」の開き具合を数値化したもので、絞り値とも言います。
数値が小さいほど「絞りを開ける」状態になり、数値が大きいほど「絞り込み」状態になります。例えば、F値1.4だと背景がボケた写真が撮影でき、反対にF値18だと全体にピントが合った写真が撮影できます。
●「ISO感度」
カメラの感光部の感度を数値化したものです。
数値としてはISO100やISO800なんて明記されて、数字が少ないほうが低感度、高いほうが好感度のカメラだと言うことになります。数値が10,000を超えるカメラもありますが、初心者にはそこまで関係ないです。ISO感度を上げ過ぎると感度が良すぎて反対に画質が悪くなるので注意です。
●「ホワイトバランス」
被写体の周りの光の色を調整して白を白だと判断させるための機能です。
写真を撮るときは一定の明るさ(光源)なわけがありません。晴れた太陽の下、曇の日、家の蛍光灯・・・。カメラは白色をいつも同じ白だと判断できないので、どんな光の下で撮影しているかを設定してあげます。それがホワイトバランスの調整ですね。
カメラの費用
カメラ初心者におススメなのは、マニュアル一眼レフカメラよりもやっぱりデジタル一眼レフカメラで、キャノン・ニコン・オリンパス・SONY。
マニュアル一眼レフカメラが駄目なわけじゃないです。
現像しないと撮った写真が判らないので、現像費用やフィルム費用がすごいかさんでしまって、趣味として長続きしません。
そして、開放F値と呼ばれる数値が小さければ小さいほど値段の高いレンズ(カメラ)になってきます。この開放F値とは、「絞り」を限界まで開いた状態の数値を表わしていて、開放F値がF2.8以下のレンズが良いレンズだと言われています。
カメラと一口に言っても一眼レフカメラ、デジタルコンパクトカメラ、マイクロ一眼レフカメラ、デジタル一眼レフカメラ・・・使う人の用途や予算に応じて買える時代なんですよ。