デイサービスは要支援・要介護認定の人を対象に、食事や入浴、排泄といった生活支援とレクリエーションや機能訓練を受けられるサービス。

デイサービス

デイサービスとは要支援・要介護認定の人を対象に、食事や入浴、排泄といった生活支援とレクリエーションや機能訓練プログラムを受けられるサービスで、家族の介護負担の軽減や要支援・要介護認定者の自立支援に力を貸してくれます。

老人ホームや特別養護老人ホームは生涯施設として位置づけられていますが、デイサービスやデイケア、老人保健施設は通過施設・通所系サービスとして考えられています。
つまり、老後の生活全てを福祉施設に持っていくのではなく、日常生活の基盤は今まで通り住み慣れた自宅にあって、週に一度や二度程度、外出して刺激を受けるくらいに考えておくといいでしょう。

身体が思うように動かなくなって外出が極端に減りだすと、身体はどんどん衰弱してしまうので、送迎付きで友達とお茶をしに行くという気持ちで利用してください。

デイサービス・デイケアのメリットとは・・・

 ●要支援・要介護認定者の社会的な孤立・孤独感の解消
 ●要支援・要介護認定者を支援・介護する家族の介護負担の軽減
 ●今までの日常生活の範囲を勝手に脅かされる心配がない
 ●介護保険制度(上限額付き)の保険給付対象で費用負担が少ない
 ●医療系サービスと併せて利用すると医療費控除対象になる
 ●送迎バスを出している施設が多く、送迎の負担が少ない

デイサービスの費用

デイサービスを受けることのできる対象者は要支援または、要介護認定を受けた高齢者です。また、デイサービスの介護保険適用の資格がある人は65歳以上または、40歳から64歳までの医療保険加入者で要支援または、要介護認定を受けた在宅の人なら区役所で申請をすれば介護保険を利用できます。

デイサービスの費用・料金負担は訪問介護と同様に介護保険対象内の必要なサービスの利用時間に応じて決まります。

今のところおおむね1割負担ですが、要介護度別に設けられている上限額を超過した分は全額自己負担ということになっています。しかし、医療系サービス(医師による居宅療養管理指導や介護予防居宅療養管理指導、介護予防リハビリテーションなど)と併せて利用すると負担した費用を医療費控除として申告できます。
(上限額 要支援1:約50,000円、要支援2:約100,000円、要介護1:約170,000円、要介護2:約200,000円、要介護3:約270,000円、要介護4:約300,000円、要介護5:約360,000円)

デイサービスの特徴

デイサービスもデイケアも初めは知らない同世代の人の中に混ざるので、緊張や嫌悪感を抱く人が多いですが、毎日の介護疲れの解消方法や介護予防運動方法など判らないことを専門のスタッフが丁寧に教えてくれるし、生活にメリハリが欲しい人には最適なサービスです。

しかも、大抵のデイサービスには1日無料体験がありますので、気軽にいろんなデイサービス施設を回って自分に合った施設を探すこともできます。

ご飯だけ見ても、糖尿食から減塩食、きざみ食、ミキサー食、全粥、半粥・・・いろいろ対応してくれるし、レクリエーションやリハビリテーションも機能訓練を取り入れた自立支援ものだし、まだまだ元気に日常生活を過ごすための週一回のお習いごと感覚で参加してみれば、参加する前には判らなかった楽しいことや友達が見つかるかもしれません。

生涯施設ではありがちな人間関係のトラブルも、週に一回くらいしか顔を合わせないので気にしなくていいのも特徴のひとつですね。